演劇「女教師(じょきょうし)は二度抱かれた」
松尾スズキ作・演出の本作をシアターコクーンに見に行った。 Nは阿部サダヲのハジけた演技が見たいし、市川染五郎、大竹しのぶにも興味あり、とのこと。確かに阿部サダヲはハジけていたし、大竹しのぶは予定通りの名演技だったが、市川染五郎は、この芝居に出て本当に得したのだろうか?イジられキャラで終わってないか?ちょっと可哀想な観すらあり。そんな中で、複数の端役をこなしつつ、いちばんおいしいところを持っていったのは、やはり松尾スズキだったような気がする。当然か。Nは見たいと言いつつ、やっぱり演劇って性に合わないなあ、なんだか狭くて、暗くて、必死で・・・それでいてハジけていたのか?というと意外と地味だったね、という感想で2.5点。Tは劇中で阿部サダヲと市川染五郎による発泡酒CM撮りのシーン(衣装とかメイクとか)が、満点大爆笑だったので3.5点。合計6点。しかし、この演劇の下敷きになっている「欲望という名の電車」という作品の背景や、そのヒロイン(ブランチ)役をかつて大竹しのぶが演じたことがある、ことなどをよく理解してから見た方がよいのか?そんなことは、どうでもいいのか?をつらつらと考えた結果、やっぱり、背景をよく知っておかないと、ストーリー展開(特に結末)の意味がつかみにくいと思った。やっぱり予備知識は重要。
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