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2008年7月

2008年7月27日 (日)

花に彩られた街

今回のスイス旅行で訪れたいくつかの街の共通点は、観光地であることはもちろんであるが、街のいたるところが美しい花で彩られていて、その美しさが街全体を鮮やかに印象づけてくれたことだ。それはジュネーブでも、シャモニーでも、ツェルマットでも、インターラーケンでも、小さな峠や展望台でもそうだった。またハイキングにおいても、自然の草花に接することができ、花が生活の中に必ずあるような幸せな環境だった。


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アルプスの花たち

今回のスイス旅行でのハイキングで、出会った花達。少し盛りを過ぎた花も多かったが、目を楽しませてくれる花もけっこうあった。撮った写真と図鑑をつきあわせて、名前がわかった花たちを紹介しておく。


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VICTORIA-JUNGFRAU SPA

Victoria-Jungfrau Grand Hotel(インターラーケン)に併設のSPA。広さ5万9000平方フィートということらしいが、なんだか大きくて立派なSPAだった。
スイスの旅の最終日に、THE PRIVATE SPA RITUAL PEALというSPAパッケージを予約した。まず、シャンパーニュと一緒にオーガニックなSPAランチ、そして、プライベートルームでサウナやjacuzziでのんびりした後、オーダーメイドのマッサージを2時間。インド人の男性にマッサージされたのにはちょっと驚いたけど、上手なマッサージだった。至福の時間・・・

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Schynige Platte(シーニゲ・プラッテ)

インターラーケンから車で10分ほどのところにあるヴィルダースヴィルという街からシーニゲ・プラッテ鉄道に乗って、シーニゲ・プラッテ展望台(1967m)へ。窓全開のとても可愛らしい車両は、高度が上がるにつれて、どんどん寒くなり、座席に置いてある毛布の意味がわかる。山頂駅には植物園があり初めてエーデルワイスを見た。時間があったらゆっくり歩いてみたいハイキングコースもあり、インターラーケン近郊は、ユングフラウまで行かなくても魅力的な場所がたくさんあることがわかった。
人なつこい山羊や牛達。そして頂上からは、アイガー(Eiger,3957m)、メンヒ(Monch,4099m)、ユングフラウ(Jungfrau,4158m)の三山が横に連なって見える。


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2008年7月26日 (土)

心地よい土砂降りの雨

インターラーケン・オスト駅に戻ると、突然の土砂降り。しかし、半分、太陽は出ており、雨の雫が美しい。その美しさに見入る人や、慌ててビデオを撮る人などがいた。

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Harder Kulm(ハーダー・クルム)

インターラーケンに戻った我々は、残りの時間を利用して、近場の展望台(Harder Kulm)を目指した。なんだかノスタルジックでレトロスペクティブなケーブルカーに乗って10分弱。お天気もよくなり、インターラーケンの街が一望でき、遠くには、ユングフラウの山々が見える。こころ落ち着く、素敵な景色の中でビールで乾杯して10分で、帰りのケーブルカーに乗る。このあわただしさこそ旅らしい。


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ユングフラウヨッホの展望台を出ると、そこは広いゲレンデになっており、何故かミズノのクラブセットが置いてある。10スイスフランでボールを2個買って、130yard先にある旗を狙うのだという。面白そうなので参加するTとN。Nはナイスショット。ボールは蛍光色なのだが、どこに飛んだか目で追えなかった。Tはダフって70yardも飛んでおらず「当たりが悪いボールはよく見えるね」と言われてショぼん。どうもここ一番に弱い。「ちょっと体が冷えちゃって、駄目だね」などと言い訳をしている。

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Jungfrauyoch(ユングフラウヨッホ)

インターラーケン・オスト駅からユングフラウ鉄道(登山鉄道)に乗って、ユングフラウヨッホ駅を目指す。これまで晴天に恵まれ続けてきた我々にとっては、久しぶりの曇天。しかし、登山鉄道はクライネ・シャイデック駅以降は、ほとんどがトンネルの中なので外の景色は関係ない。アイガーヴァント駅にある窓は、アイガー北壁に直接取り付けられており、壮大なアイガー北壁と一体化したような不思議な感覚になる。よくぞこんなに穴を掘ったもんだと感心する。そして、いよいよユングフラウヨッホ駅に到着。この駅は、欧州最高地点にある駅で標高は3454m。ヨッホとは肩とか稜(りょう)と言った意味で、ここからユングフラウへと山陵が続いている。韓国、中国、インド、アラブ系の観光客がとても多く、売店では韓国のカップラーメン「辛ラーメン」が飛ぶように売れていた。山を目指す登山客、スキーを楽しむ人、サンダル履きで来て凍えそうな人、雑多な人種が入り乱れている。今日はどうやらユングフラウ山頂は見えないようだ。


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2008年7月25日 (金)

Jungfrau Brasserie(ユングフラウ・ブラッセリー)

夕暮れ時に、オープンエアで、生楽器の演奏を楽しみつつ食事をとる。とても優雅な瞬間。演奏者は日本人客がいるとみると「荒城の月」とかを演奏してくれる。これを今や「風情がある」と捉えられる年頃になった。何かリクエストはありますか?と聞かれNは「エディット・ピアフを・・・」というと「La Vie en rose(バラ色の人生)」が演奏された。Nはうっとりしつつ「愛の賛歌じゃなくて、ラヴィアンローズってとこが渋いね」と喜んだ。珍しくワインは、Chaeteau D'Auvernier(シャトー・ドヴィニエ)というスイスはニューシャテル地域のロゼワインを飲む。とても辛口でさっぱりとしていておいしい。サービスはゆきとどいており、料理はまずまずで、ロケーションは最高だった。


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Victoria-Jungfrau Grand Hotel & Spa

インターラーケンを代表する伝統のあるエレガントなホテル。
宿泊したスィートの室内はクラシックな内装で、窓から見えるユングフラウが美しい。ホテルスタッフのサービスも行き届き、レストラン・プール・スパなどの施設も充実している。

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Interlaken(インターラーケン)

インターラーケンは、トゥーン湖とブリエンツ湖という2つの湖(Lake)の間(inter)にある街であり、それが語源となっているという。ユングフラウ登山の拠点になる街であり、避暑地でもある。しかし、ここはツェルマットと違って、登山が目的の人たちよりも、むしろ湖畔でリゾートを楽しむセレブ達も多いようだ。また、街から見えるユングフラウは、かなり遠くに、その優雅な姿を見せている。

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スイス鉄道の旅2+フルカ峠越え

ツーリストに大人気の氷河特急(Glacier Express)は、スイスを代表する山岳リゾートを結ぶ伝統の横断ルートだ。車窓の美しい風景を眺めながら、日本語を含む6カ国語の説明が聞けるヘッドフォンを完備したテーブル付きの広い座席で、ワインと一緒に食事を楽しめる。全行程は8時間もかかるので、私たちはツェルマットからアンデルマットまで乗車した。(2時間53分)
ところで、氷河特急の名前は、フルカ峠付近でローヌ「氷河」が見えたことに由来する。 しかし、1982年に新フルカトンネルが完成すると、ローヌ氷河を車窓から目にすることができなくなったという。
それならばということで、アンデルマットから車でフルカ峠を越え、ローヌ氷河を見学しようという計画にした。アンデルマットで出迎えてくれたドライバーは、急カーブが連続する山道を登って行く。晴天のフルカ峠からは遠く山々が見渡せた。そして、地球温暖化で年々後退しているというローヌ氷河も見学。グリムゼル湖を経て、次の目的地インターラーケンに向かった。

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2008年7月24日 (木)

Shwarzsee〜Furi〜Zermatt

Matterhorn Glacier Paradiseから空中ケーブルカーを戻り、シュワルツ湖(schwarzsee)駅で降りてフーリ(Furi)駅までをハイキング。約3時間半。途中、マウンテンバイクを楽しむ人々や、放牧されている牛達に出会った。山々にカウベルの音が響き渡る。フーリ駅のそばのレストランで休憩して、トマトソースのスパゲッティとビールで乾杯。これが、思いのほか美味。昔、食べたような柔らかいスパゲッティで、トマト味のバランスがよい。


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Matterhorn Glacier Paradise

今日は、また別の空中ケーブルカーを3つ乗り継いで「マッターホルン・グレイシャー・パラダイス(Matterhorn Glacier Paradise)」に向かう。人間は根源的に高いところに登るのが好きなのか。この展望台は、シャモニーで登った「Aiguille du MIdi(エギュイ・デュ・ミディ)」展望台(3842m)よりも高いところにある(3883m)欧州最高地点の展望台である。エギュイ・デュ・ミディではとても寒かったので、しっかりと防寒装備で臨んだが、気温は7度ほどありちょっと拍子抜け。ここから見るマッターホルンは「えっ!これがそうなの?」と疑いたくなるほど形が違う(正三角形のよう)。この標高で夏スキーを楽しむ人々と、積雪の登山(ブライトホルン)に挑む人々が、次々と出発してゆく。

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2008年7月23日 (水)

Blauherd〜Sunnegga

ロートホルン駅からブラウヘルト駅(Blauherd)まで戻り、そこからスネガ駅(Sunnegga)までハイキング。途中、シュテリ湖(Stellisee,2537m)、グリンジ湖(Grndjesee,2334m)などを巡る。2時間半程度のトレッキングコースだとガイドにはあるが、3時間半はかかった(我々は決して足が遅くないのに)。やはり高地でのハイキングは、慣れないとペースが上がらないのかもしれない。マウンテンバイクで山を下る人たちが高速で、通り過ぎていく。徒歩でもたいへんなのに、すごい技術だ。


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Rothorn Paradise(ロートホルン・パラダイス)

ツェルマットに戻った我々は、今度は地下ケーブルカーであるスネガ・エクスプレスに乗って、スネガ(Sunnegga,2300m)に行き、空中ケーブルカーを乗り継いでブラウヘルト(Blauherd,2601m)へ、そしてさらに空中ケーブルカーを乗り継いで終点ロートホルン駅(Rothorn,3103m)に到着。こちらから見るマッターホルンは、また趣(おもむき)が違う。

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Rotenboden〜Riffelberg

展望台をひとしきり見学し終えた我々は、ゴルナーグラート鉄道のローテンボーデン駅で途中下車してリッフェルベルク駅までをハイキングすることにした。約2時間。途中、リッフェル湖(RiffelSee)からは、逆さマッターホルンが美しい。


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Gornergrat(ゴルナーグラート)

ツェルマットは小さな街なので、全て徒歩で動ける。街を少し散策しつつ、ゴルナーグラート鉄道に乗って、一気に標高3089mの展望台へ。天気は良く、それほど寒くない(もちろん長袖は必要)。Nは展望台のカフェでマッターホルンを見ながら休憩。丁度、マッターホルンの山頂に月があがっていた。Tはスイス最高峰のモンテローザを眺めつつポーズをとる。雄大なゴルナー氷河も見える。

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2008年7月22日 (火)

The Omnia Restaurant

ホテル「オムニア」のレストランは、とても洗練された内装と、優れたサービスで、料理もレベルが高い。我々はここでアルマン・ルソーのジュブレイ・シャンベルタンを飲みながら、パスタやお肉料理を楽しんだ。このレストランを我々は2回ディナーで利用した(これはかなり珍しいこと)。朝食のオムレツやカフェオレもおいしい。

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THE OMNIA

ツェルマットにある2006年オープンのブティックホテル。
ニューヨークのデザイナーが設計したらしいが、山小屋風のレトロなホテルが多い中、ちょっと異質だ。駅前でホテルの迎えの電気自動車に乗り込むと、なんだかあやしい露地に進んで行く。まるで秘密基地のようなトンネルの中に入ると、そこはホテルロビーに通じるエレベーターへと続いていた。
ロビーは一転して木のぬくもりを感じさせる落ち着いた雰囲気。30室のうち暖炉付きスィートが12室。滞在客の過ごしやすさを計算した美しくてシンプルな客室に、TもNも大満足。
窓からは朝に夕にマッターホルンがりりしい。スワロフスキーの望遠鏡も部屋に常備。ホテルスタッフもフレンドリーで、とても気持ちのいいホテルだった。
おすすめ!

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Zermatt(ツェルマット)

ツェルマットは、マッターホルン山麓にあるスイス特有の山岳リゾートとも言うべき小さな街で、ガソリン車の乗入れが禁止されており交通手段は電気自動車。この街から四方八方に登山鉄道やケーブルカーが延びており、様々な4000m級の山々にアクセスすることができる。我々が今回のスイス旅行で、最も気に入った街でもある。観光立国スイスの象徴的な街。我々は観光地が好きな訳ではないし、大勢の観光客に揉まれながら旅をするのも好きではないが、何故かこのツェルマットには愛着を感じてしまうところがある。山が好き、という人々が集まっている場所、という感じが嬉しいのかもしれない。スキーシーズンなると街の印象も変わるのだろう。マッターホルンの雄姿を見るのに最適な街。


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スイス鉄道の旅1

ジュネーブからツェルマットまではスイス鉄道で移動。スイスは路線密度が世界一と言われるほど鉄道交通が発達していて、大きなトランクを抱えた旅行者でもとても便利に利用できる。駅の構造も階段の他に必ずスロープがあるので、荷物がスムーズに運べるし、改札も無く、ほとんどの列車は予約の必要も無いので、自由に列車に乗れる。(車内の検札は頻繁に回って来る)
私たちが購入したスイスフレキシーパス(Swiss Flexi Pass)は、今回の旅行では大活躍だった。
ジュネーブから急行(InterRegio)に乗ってVispで乗り換え(2時間16分)。Vispからは各駅停車でツェルマットへ(56分)。車窓はスイスの美しい風景が続く。

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2008年7月21日 (月)

Chambolle-Musigny Domaine Bertagna 2002

シャンボール・ミュジニー・ドメーヌ・ベルターニャ(Chambolle-Musigny Domaine Bertagna 2002)。ジュネーブの「正陽酒楼」にて、海老ワンタンとともに。ホテル・アングルテールの向かいに出来た新しい中華料理店のようだ。味は、とてもよく、炒飯もおいしかった。

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Aiguille du Midi(エギュイ・デュ・ミディ)2

幸運なことに、我々がエギュイ・デュ・ミディに登った日は、とても天気がよく、普段ではなかなか見ることができない、遠くの山々まで見渡すことができた(前日は、天候が悪く展望台にすら登れなかったという)。写真に矢印と文字を入れたが、右からグランジョラス(4208m)、モンテローザ(4638m)、そして、遠くに小さくマッターホルン(4505m)が見える。マッターホルンは、我々の旅の次の目的地でもある。

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Aiguille du Midi(エギュイ・デュ・ミディ)

シャモニーの街から出ているロープウェイを乗り継いで最終の到着地点は、Aiguille du MIdi(エギュイ・デュ・ミディ)と呼ばれる展望台(「正午の時計針」の意)。標高は3842m。山麓駅から一気に2800m以上登るので少し目眩がするほど。ゆっくり歩かないとすぐに息切れする。山頂はとても寒く、手がかじかんでカメラが思うように扱えない。しかし、こんな地点からモンブランに向かう人々や、ロッククライミングを楽しむ人がたくさんいる。人間てすごいなあ、と単純に思う。景色はまさしく絶景で、展望台から見下ろすと、氷河の向こうにシャモニーの街が見え、見上げるとモンブランが見える(最後の写真の白い山がモンブラン)。


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Chamonix-Mont-Blanc

ジュネーブからクルマで2時間弱でフランスのシャモニーに着く。国境を越えるが厳しくチェックされることはない。シャモニーはフランス東部にある避暑地でありスキーリゾートだ。とても落ち着いたたたずまいで、街は花で彩られ、歩いていても気持ちがいい。正式名称はシャモニー・モンブラン。街からはボソン氷河が見え、遠くには欧州アルプス最高峰であるモンブラン(4810m)が見える。街のレストランで、ムール貝と白ワインを楽しんだ。

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2008年7月20日 (日)

Hotel d'Angleterre

ジュネーブのレマン湖のほとりに1872年に建てられたクラシカルなホテル。
客室は50室たらずで、ホスピタリティは完璧。ドアマンは宿泊客の名前を覚えてにこやかに挨拶し、コンシェルジュへのオーダーもスムーズだ。現代的な設備を備えながらも、イギリスのマナーハウスを思わせる装飾にモダンな味付けをしたインテリアも秀逸。

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Mazy-Chambertin Domaine Armand Rousseau 2002

ジューネーブは、ホテル・アングルテールのレストラン「WINDOWS」にて。グランクリュのアルマン・ルソーがあることに感激した我々は、さっそく注文。クロ・ド・ベーズのようなポテンシャルを期待していたが、まだまだ飲み頃とは言えない固さを感じた。もちろん、おいしかったのですが・・・ちょっともったいない。


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Swiss Geneve

今回の旅は、スイス。成田からフランクフルトで飛行機を乗り継いで、ジュネーブに。スイスは、九州と同程度の大きさで人口は740万人。フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロマンシュ語が公用語。ジュネーブは、国際連合欧州本部をはじめとして、国際的な機関が数多く設置されている国際都市で人口の4割は外国人だという。レマン湖の南西端に位置しており、フランス国境にも近い。美しい避暑地であり、巨大な噴水が観光客の目を楽しませてくれると同時に、フランク・ミュラーやパテック・フィリップなどの時計店の本店があり、買い物も楽しい(ある意味コワい)街である。


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2008年7月18日 (金)

焼肉「凛(りん)」

月島にある焼肉「凛」にY夫婦と。なかなか予約がとりづらい店。最初に「鴨つくね」と「上タン塩」を頂くが、これがとてもおいしかった。女主人の指導には、なかなか厳しいものがあるが、これをクリアすればおいしい焼肉を楽しめる。


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2008年7月13日 (日)

焼肉ジャンボ

Y夫婦と四ノ橋の「焼肉ジャンボ」へ。お店の名前はユルいが、姿勢は固い。ホームページを見ると「弊社のポリシーはコンプライアンス(法令遵守)。A5級黒毛和牛以外は絶対使用しない。」とある。裏メニューのミスジ・ザブトン・シンシン・ミノサンドなども頂いたが、本当においしかった。肉の質が本当によいと感じた。キムチやナムルもおいしい。しかし、肉質自慢の焼肉屋にありがちな「生でも食べられます。表3秒、裏3秒で食べてください。」などの指示が出る。でも我々は「焼肉なんだから、しっかり焼いて食べる」がポリシー。

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2008年7月12日 (土)

GAJA SORI SAN LORENZO 1999

ガイヤ・ソリ・サン・ロレンツォ(GAJA SORI SAN LORENZO 1999)。那須「光彩」にて。Y夫婦も大絶賛の逸品。このレベルのイタリアワインに接すると、イタリアこそが最高峰なのではないかと思ってしまう。ガイヤのバルバレスコは「コスタルッシ」「ソリ・ティルディン」「ソリ・サン・ロレンツォ」の3つの単独畑がある。かつては「バルバレスコ」のDOCG(統制保証原産地呼称)で単独畑を名乗っていたが、現在は「ランゲ・ネッビオーロ」のDOCとなっている。

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2008年7月 8日 (火)

Thibault Liger-Belair Les Saint Georges 1990

ティボー・リジェ・ベレール・レ・サン・ジョルジュ(Thibault Liger-Belair Les Saint Georges 1990)。S氏と西麻布「サロン・ド・グー」にて。ティボー・リジェ・ベレールは、新しいドメーヌで、レ・サン・ジョルジュは1erクリュの畑として、注目されている。・・・しかし、それにしても「サロン・ド・グー」というお店は、奥深い・・・感じがする。

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2008年7月 7日 (月)

映画「SPEED RACER」

インディ・ジョーンズ、ミラクル7号と、このところ微妙な映画が続いている石原家は、今回の映画選択についても自信は無かった。駄目モト的な気分で六本木ヒルズへ。ヒルズではポニョ(崖の上のポニョ)の完成披露が行われており、知り合いに多く会ったが、ポニョを見に来ている訳ではない我々は逃げ込むように、こっそり6番スクリーンに。この映画のオリジナルは1967年に「マッハGoGoGo」というタイトルでフジテレビで放映されていたTVアニメ。TもNもリアルタイムで見ており歌も唄える。このあり得ない荒唐無稽な自動車レースアニメをウォシャウスキー兄弟が映画化したのが本作。TもNも拍手喝采級に盛り上がったが観客は10人しかいない。なぜだろう?この見たこともない、マトリックスをも超えた映像美、飽きないレース展開、ユーモラスで個性的なキャラクター達、極彩色のめくるめくような3D万華鏡的陶酔、に、なぜ皆は感動しないのか?やっと巡り会った素敵な映画にNは4点、Tも4点で合計8点(そうは言っても好き嫌いがある映画ではある)。Wikipediaによると、原作の吉田竜夫や総監督の笹川ひろしら主要スタッフは運転免許を所持しておらず、自動車やレースについての深い知識がなかった、という。なるほど、万人が喜ぶわかりやすいものづくりには、深い知識が邪魔になる場合があるのだ、ということを思い知らされる逸品である。我々の中で、ウォシャウスキー兄弟は、クエンティン・タランティーノを超えた。


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2008年7月 4日 (金)

Gevrey-Chambertin 1er Cru Les Fontenys Domaine Joseph Roty 2001

ジュヴレイ・シャンベルタン1erクリュ・フォントニー・ドメーヌ・ジョセフ・ロティ(Gevrey-Chambertin 1er Cru Les Fontenys Domaine Joseph Roty 2001)。「石かわ」にて。ロティ家は、現所有者のジョセフ・ロティで23代目を数える、ジュヴレ・シャンベルタンの名門とのこと。ミッシェル・グロの優しいワインの後で飲んだ2本目。フルボディのワインでO夫婦も大満足の様子。

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