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2008年6月

2008年6月28日 (土)

映画「ミラクル7号」

「少林サッカー」で一躍有名になったチャウ・シンチー監督の最新SF映画。期待に胸を膨らませて錦糸町の映画館に向かうTとN。錦糸町東宝シネマは「劇場版どうぶつの森」以来だ。原題名は「長江七號(Chang Jiang 7)」で、中国の有人宇宙飛行ミッション「神舟七號」にちなんでいる。それを「ミラクル7」という邦題にするのは間違っていると思うし、センスも悪い。主人公の少年は1万人のオーディションから選ばれた女の子が演じており、監督はその子を養女にしたという。キャラクター設定は「E.T.」と「ドラえもん」を合わせたような感じがあるが、映画そのものはチャウ・シンチー監督の極私的なこだわりや好みや性癖や趣味がたっぷりで、ちょっと恥ずかしくなるほどフォトジェニックなシーンに満ちている。でも映画を見終わった後で、この映画を見てよかったと思った。「インディ・ジョーンズ〜クリスタル・スカルの王国」は見ない方がよかったと思った(夢が壊れたから)。そういう点では、魅力的な映画なのだけど、人に薦められるか?というと、やはりこれは「お薦めできない」しろものである。映画パンフレットを買った時に店員さんに「ミラクル7号の関連グッズ売り場は?」と聞いたら「ありません」と言われてがっかりのN。何か買いたくなるほどナナちゃんは可愛らしかった。アメリカ製キャラは、グロテスクだったり濃すぎたりするものが多く、アジア製は可愛いものが多いと感じるのは我々がアジア人だからか?というわけでTとNはともに2.5点で、合計5点。


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2008年6月26日 (木)

Vosne-Romanee La Grand Rue Domaine Henry Lamarche1972

ボーヌ・ロマネ・ラ・グラン・リュ・ドメーヌ・アンリ・ラマルシュ(Vosne-Romanee La Grand Rue Domaine Henry Lamarche1972)。ステーキ「かわむら」にて。丁度、1年程前に我々は、2000年のGrand Rueを飲んでいる。その時の印象は、あまりよくはなかった。しかし、この1972年ものは絶句するほど素晴らしい。古酒とは思えない力強さ、果実感、奥行き、溢れんばかりのアロマ、保存状態も完璧だったのだろう。こういうのを飲むと、この畑が、ロマネコンティとラ・ターシュに挟まれたモノポールのグラン・クリュ区画であることに納得がいく。しかし1972年時点、この畑はプルミエ・クリュだった。当時の当主アンリ・ラマルシュは高額な税金や費用を恐れ、特級に格付けされるのを拒否したという。いろいろな考え方があるものだ。


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2008年6月21日 (土)

ポキィ山荘(屋根と煙突がつく)

屋根と煙突がついて、かなり家らしくなってきた。想像していたよりも少し大きい家だなと感じる。


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2008年6月15日 (日)

映画「インディ・ジョーンズ〜クリスタル・スカルの王国」

久しぶりのインディ・ジョーンズだ。一体、どのくらい前に見たんだろうか?と調べてみると第一作目の「失われたアーク」が27年前。ショーン・コネリーとの競演で話題になった第3作目「最後の聖戦」でも19年前である。懐かしい、というか、古いというか。そして、その古さそのままにノスタルジックな演出が散りばめられている。映画好きは、シーンのひとつひとつに名作映画の断片が詰め込まれていることを喜ぶだろう。一方で、昔、インディ・ジョーンズを初めて見た時に感じた、あのワクワク感、映画の可能性を拡張してくれたことへの驚き、新鮮さ、と言ったものは見られない。むしろ「蛇足」。つまり、この映画を本当につくるべきだったのか?という根本的な疑問が沸き上がってくるほど。Nは、それでも映画の楽しさ、娯楽性はある、と3点。Tは2.5点。合計5.5点。


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2008年6月10日 (火)

霞町「すゑとみ」

雲丹好きのNは、この店の雲丹コースに憧れて予約を入れたのだった。この霞町「すゑとみ」は、かつて「分けとく山」があった場所で、その弟子筋にあたる末冨さんが2005年に開店。非常に評判のよいお店らしい。雲丹づくしの間に出てくる、鮎がこれまた美味しかった。そして、最後の雲丹ご飯をNは3杯も食べた(驚愕)。


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2008年6月 8日 (日)

「二軒茶屋餅」と「虎屋ういろ」

鳥羽の土産は「二軒茶屋餅」と「虎屋ういろ」。どちらも、しつこくなくて、あっさり味でNのお気に入り。最近は復活した「赤福」に行列ができているが、我々はこちらを買う。


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2008年6月 7日 (土)

DiskDog Championships in Toba

実家のある三重県鳥羽において「ディスクドッグ・チャンピオンシップ日本大会」が開催されていたので、みんなで見学。犬達と人間の楽しそうな触れ合いを見ていると、ついつい顔がほころんでしまう。中には、やや怯えがちな犬と厳しい目つきの飼い主のペアもいるが、ほとんどは楽しそうに競技している。特に犬達は1分間の制限時間では物足りないらしく、もっと遊びたい、もっとフリスビーを投げてくれ!とせがむものが多い。ポキィには無理かなあ・・・。

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2008年6月 4日 (水)

Woofy

Woofy はnormann COPENHAGENの製品で、 Gabriel Nigro(ガブリエル・ニグロ) がデザインした犬のフォルムをしたケーブル収納ボックスだ。
Tは見るなり、しょうもない物を買って・・・と批判的だが、この黒いWoofyは世界で数十体しかない限定色で、何よりポキィと同じ黒い犬だという理由だけでNは衝動買いしてしまった。

normann COPENHAGEN(ノーマンコペンハーゲン)は、イェン・アンデルセンとポール・マッドセンにより、1999年に設立されたデンマークの国際的なデザインカンパニーです。世界中のデザイナーたちとのコラボレートにより、毎年斬新なデザインでありながら機能に裏打ちされた家庭用品を発表しています。

実は我が家にはもう一つ、Rotaliana(ロタリアーナ)社のMulti Potというケーブル収納ボックスがある。
これは、LED光源でポット上下が発光し、ポット部からはケーブルのシルエットが装飾的に浮かび上がる。受け皿の裏側には5ケ所のコンセントがあり合計800Wまでの機器が接続可能。ポット部分はケーブルコンテナとして余分なコードを収納できる。しかしながら、Tのコードの山をさばくには、少々華奢すぎた。

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2008年6月 3日 (火)

Grands-Echezeaux Domaine Mongeard Mugneret 1986

グラン・エシェゾー・ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ(Grands-Echezeaux Domaine Mongeard Mugneret 1986)。「かんだ」にて。モンジャール・ミュニュレは、1620年にヴォーヌロマネ村に創業した歴史あるドメーヌ。ラベルの「手のイラスト」が「20世紀少年」のともだちマークにもちょっと似てるところがあって面白い。このドメーヌは2000円クラスのワインから生産しており、グランクリュであっても、比較的安価で入手できることが多い。しかし、ご主人が薦めてくれたこの「グラン・エシェゾー1986」は、ただものではなかった。驚くべきアロマと魅力的な酸味と、深い奥行きで、完全に圧倒されてしまった。

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Les Suchots Domaine Prieure Rock 2005

レ・スショ・ドメーヌ・プリューレ・ロック(Les Suchots Domaine Prieure Rock 2005)。レ・スショは、ヴォーヌロマネのプルミエクリュ。優しくて、華やかで、クリアなワインをイメージしていたが、ビオワインらしい濁りぐあいと、力強さと、果実の濃さを感じさせてくれる1本だった。香りは優しくてエレガントで、のどを通過した後の魅力的な甘みが印象的。

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「かんだ」で稚鮎

「かんだ」で稚鮎(ちあゆ)をいただいた。絶品でした。これまで食べた稚鮎の中で一番です。これならいくらでも食べられる。甘いとうもろこしと海老のしんじょう入りのお吸い物は、ドキッとする程のきめ細いハーモニーを感じる。浅蜊の炊き込みご飯は柔らかくて優しい。


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2008年6月 1日 (日)

DVD映画「河童のクゥと夏休み」

前から見たかった映画(DVD)を新宿高島屋で買ってきた。映画を見終わってシーンとなるTとN。原恵一監督が作りたかった映画と、現在の私達が見たいものがうまく一致していないという雰囲気が漂った。河童を通して人間が破壊してきた自然を、あるいは人間が作り上げてきた都市(という人間の巣)の怖さを、あるいは人間が失ってしまった生き物との以心伝心を描く物語なのであれば、クゥの力(テレパシー、危機的状況に発動する念動力、竜を呼ぶ力など)によって、人は自らの愚かさや身勝手さを少しは知って、多少は反省すべきだし、クゥは竜に乗って異世界に旅立つべきだ。しかし、竜は幻覚に過ぎず、クウは犬に乗ってマスコミから逃げる。子供達は、純粋で素直な分だけ、暴力的で残酷で容赦しない。仕方なく飼うことになった犬や夏休みに捕まえたカブトムシと同じくらいの愛情を、クゥに注ぐ大人達、子供達。クゥへの愛情よりも、子供同士や親子の心の襞(ひだ)がきめ細かく描かれる。この乾いた生物観と人間観はクールですらある。どうしようもない現実から、決して飛翔せず、どこまでも地続きにファンタジーを生き延びさせようとして、果ては宅急便で僻地(沖縄の奥地)に運ばれるクゥ。このカタルシスの無い映画を仏頂面(ぶっちょうづら)で見ていたTは、唸(うな)りながら3点。それでもクゥは魅力的でカワイかったからとNは3点。合計6点。

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