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2007年10月10日 (水)

Romanee-Conti Domaine de la Romanee-Conti 2002

ロマネ・コンティ(Romanee-Conti Domaine de la Romanee-Conti 2002)。かつて La Tache 2001を飲んだ時に、私は次のように書いた。『DRCは飲む度に、強く意識をするところがある。「本当においしいのか?」である。もちろん、まずかろう筈がない。しかし、感動的で官能的で唸るような魅力を感じ取ることが出来るのか?というと、やはり「これは、とてもおいしいですねぇ。」と普通のコトバに帰結する。』と。そして、今回、次のように書かねばならない。

Romanee-Contiは、本当においしい。そして、感動的で官能的で唸るような魅力を感じ取ることが出来る。一言でDRCと言っても、Romanee-Contiは別格である。La Tache が、Romanee-Contiの腕白な弟分、のように言われることがあるが、全く違う。Romanee-Contiの完成度の高さとは比べられない。Rパーカーが、ヴィンテージによって、Romanee-Contiに、かなり低い点をつけることがあるが、そのセンスが信じられなくなる程。またRパーカーはDRCを「指輪物語に出てくる神秘的な都市、ミナスティリスのようなもので、見事さや力強さで匹敵するものがいない、きらびやかに輝く帝国」と形容したが、Romanee-Contiは、ミナス・ティリスの第7層にある最後の城砦「白の塔」のごとき存在と言うべきだと思う。唯一、且つ、最大の欠点は高いことだ。今の値段の、せめて10分の1であってくれれば・・・。

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コメント

確かにそうですね。5ヶ月前、beaune市で’86クロパラントゥをゲットした時は、日本の実勢価格の1/4くらいでした。また5年前であれば、ロマネコンティは現在の半分以下の価格だった筈(にしても3万円であれば1/15〜20ですね)。ここ2、3年の値段の高騰ぶりは、呆れるほどで、もう、飲み物というより完全な投機対象と感じます。本来なら、飲み頃を過ぎれば価値が下がる筈なのに、lateやold評価であっても値が上がり続けていますね。

投稿: tnkz | 2007年10月20日 (土) 07時46分

5年位前ですか?フランスのレストランで3万円で見つけて譲ってもらった人がいるそうです。10分の1は難しいかもしれませんが、5分の1くらいの価格でアンリジャイエなどを飲める店は残っていると思います。ターゲットは昔の☆付きで今や人気の無くなったレストランなどです。フランスよりもスイス、オランダ、デンマーク、フィンランドなどが狙いだと思います。

投稿: La Turbie | 2007年10月19日 (金) 20時21分

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