「石原家のこだわり」お引っ越しのお知らせ
「石原家のこだわり」は、以下で新装開店しております!!
まだ、慣れてないところもありますが、その辺は、大目に見てやって下さい。
これまで5年にわたって、このNiftyココログで続けてきた「石原家のこだわり」が、危機的な状況を迎えてしまった。というのは、このブログ・システムの写真表示系仕様がこの8月以降、変更になってしまったのである。「石原家のこだわり」は、とりわけ、その写真に大きなこだわりを持っていた。その写真が従来通りの入力方法では使えなくなってしまったのだ。新しい写真添付の入力方法では、従来の表示方式(クリックすると別ウィンドウが開いて拡大写真が見られる仕様)で表示されなくなってしまった。それ以降というもの、石原家は写真を簡単にアップできなくなってしまい、昔のマクロをコピペしつつ、ごまかしごまかし、細々とブログを書いてきた。しかし、こういう仕組みの障壁は、小さいものであっても、継続的にブログを書く作業から、我々を遠ざけてしまうには十分であった。というわけで、ここ3ヶ月ほどアップデートが滞ってしまった。そろそろ全体を引っ越して、新しいブログに切り替える時期にきているのかも知れない。
Avignonesi Vino Nobile di Montepulciano Riserva Grandi Annate 1999(アヴィニョネージ ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ・リゼルヴァ グランディ・アンナーテ)。トスカーナ州シエナ県モンテプルチアーノのワイン。ラ・カスターニャにて。Y夫婦と。葡萄品種は、プルニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ)、カナイオーロ、マンモロ。フルボディながら、華やかさと柔らかさが、とても高品質な印象を与える。アヴィニョネージとは、生産者名であるが、14世にグレゴリウス11世に追従し、フランスのアヴィニョンからイタリアへ移住した貴族が祖先というアヴィニョネージの一族のことらしい。なんという長い歴史を持っていることか。
松尾スズキ作・演出の本作をシアターコクーンに見に行った。 Nは阿部サダヲのハジけた演技が見たいし、市川染五郎、大竹しのぶにも興味あり、とのこと。確かに阿部サダヲはハジけていたし、大竹しのぶは予定通りの名演技だったが、市川染五郎は、この芝居に出て本当に得したのだろうか?イジられキャラで終わってないか?ちょっと可哀想な観すらあり。そんな中で、複数の端役をこなしつつ、いちばんおいしいところを持っていったのは、やはり松尾スズキだったような気がする。当然か。Nは見たいと言いつつ、やっぱり演劇って性に合わないなあ、なんだか狭くて、暗くて、必死で・・・それでいてハジけていたのか?というと意外と地味だったね、という感想で2.5点。Tは劇中で阿部サダヲと市川染五郎による発泡酒CM撮りのシーン(衣装とかメイクとか)が、満点大爆笑だったので3.5点。合計6点。しかし、この演劇の下敷きになっている「欲望という名の電車」という作品の背景や、そのヒロイン(ブランチ)役をかつて大竹しのぶが演じたことがある、ことなどをよく理解してから見た方がよいのか?そんなことは、どうでもいいのか?をつらつらと考えた結果、やっぱり、背景をよく知っておかないと、ストーリー展開(特に結末)の意味がつかみにくいと思った。やっぱり予備知識は重要。
コルテ・デ・カーマ・ヴァルテッリーナ・スペリオーレ・マメーテ・プレヴォスティーニ(CORTE di CAMA Valtellina Superiore Mamete Prevostini 2003)。エノテカ・ドォーロにて。「これは、おいしい。まるでピノのよう!」と二人が驚いた。ピエモンテ州の北東部に位置するロンバルディア州のヴァルテッリーナ地区は、ネッビオーロ種をキアヴェンナスカと呼んでおり、この葡萄の北限の地である。ワイナリーの現当主であるマメーテ・プレヴォスティーニは、この「コルテ・デ・カーマ」をつくる上で、50%は生ブドウを使用し、残りを陰干ししたものを用いて造るという既存生産者が行わなかった新たな試みを行ったという。余韻はそれほど長くはないが、アロマの素晴らしさはピノを超えるものがあり、果実の凝縮感、クリアさも抜群だった。ネットで見つけたら、この上位の商品も含めて是非、買いたいと感じたほど。
とても濃密な映画だった。というか、起承転結がしっかりしたお話を4話分ほどゴチャ混ぜにしたような感じで、バットマンが4回くらい危機に陥り、4回くらいジョーカーと戦い、4回くらい街がパニックになり、その辻褄を頭の中で合わせなければならない。バットマンもジム警部補もデント地方検事もゴッサムシティの平和を守る中、それぞれの立場で恋愛、家族愛の軋轢に苦しみもがき、心は大きく揺れ動く。そんな中で一点の曇りも無く自らの信じるところを徹底的に生き抜く狂気の男、ジョーカー。街を支配し全ての富を手に入れた途端、それを全て燃やしてしまう。彼は、支配することすら興味が無く、どこまでもカオス(混沌)を希求する。逆に支配を目論む者は、マフィアだろうが、白騎士だろうが黒騎士だろうが、正義だろうが悪だろうが、場合によっては自分自身ですら、容赦なく破壊する。この破壊の美学の前では、バットマンの正義の哲学すら陳腐に見えて霞んでしまう。このゾクゾクするような確信犯的映画にNは3.5点、Tは4点。合計7.5点。
六本木ヒルズにて。購入したパンフの冒頭に「監督企画意図」と題するマニフェストがある。「〜略〜アンデルセンの『人魚姫』を今日の日本に舞台を移し、キリスト教色を払拭して、幼い子供達の愛と冒険を描く。〜略〜少ない登場人物。いきもののような海。〜略〜海を背景ではなく主要な登場人物としてアニメートする。〜略〜」などとある。かつて「アルプスの少女ハイジ」において高畑勲監督がヨハンナ・スピリの原作から「慎重に宗教観を切り離した」ように、また、少ない登場人物へのこだわりや、海の表現を共にアニメートのテーマにしてきた小田部羊一氏、そのご夫人であり昨年5月に逝去されたアニメーター奥山玲子さんへの想いなど、様々なことどもが、今一度、昔の手技(てわざ)に回帰し、背景と作画を一体化させ、緊張感のある少ない線で、本当のアメニーションをつくりあげてやろうと宮崎駿に決心させたのだろうと想像する。その渾身の一作がポニョだ。近藤勝也(作画監督)の作詞、久石譲の作曲になる「崖の上のポニョ」という歌も、そのコンセプトと過不足なく一致している。この映画で重要なのはアニメーションそのものであり、あまりストーリー進行や各キャラの落としどころや顛末にこだわってはいけない。
Tが一番好きだったのはエンディング。丸くワイプアプトして、かわいいスタッフテロップが曲とともに流れ、順番とかはゴチャ混ぜで、「宮崎駿」の文字すらどこにあるのかわからずにスパっと終わる。なんという歯切れの良さ。Tは、3.5点。Nは、感情移入できるキャラクターがなく、物語の本質が深く心に響かないこと、アニメの技はすごいのだろうが画調に魅力を感じないこと、日経新聞の映画評で満点をとっているような映画は、個人的に認めていないという観点から2.5点。合計6点。
しかし、Tにとっては宮崎駿という人がちょっと好きになってしまいそうな映画だ(手の復権とノスタルジーの狭間で、手を動かすことを辞めない巨匠に好感を持たない人がいるだろうか?タバコを吸わなければ完璧だ)。文化庁に日本アニメ界の偉業とも位置づけられそうな本作が興収100億円を超えるのだとしたら、宮崎駿にしかできない、万々歳の満点であり、これでいいのだ!とバカボンパパのように言わざるを得ない傑作。
インターラーケンから車で10分ほどのところにあるヴィルダースヴィルという街からシーニゲ・プラッテ鉄道に乗って、シーニゲ・プラッテ展望台(1967m)へ。窓全開のとても可愛らしい車両は、高度が上がるにつれて、どんどん寒くなり、座席に置いてある毛布の意味がわかる。山頂駅には植物園があり初めてエーデルワイスを見た。時間があったらゆっくり歩いてみたいハイキングコースもあり、インターラーケン近郊は、ユングフラウまで行かなくても魅力的な場所がたくさんあることがわかった。
人なつこい山羊や牛達。そして頂上からは、アイガー(Eiger,3957m)、メンヒ(Monch,4099m)、ユングフラウ(Jungfrau,4158m)の三山が横に連なって見える。
インターラーケン・オスト駅からユングフラウ鉄道(登山鉄道)に乗って、ユングフラウヨッホ駅を目指す。これまで晴天に恵まれ続けてきた我々にとっては、久しぶりの曇天。しかし、登山鉄道はクライネ・シャイデック駅以降は、ほとんどがトンネルの中なので外の景色は関係ない。アイガーヴァント駅にある窓は、アイガー北壁に直接取り付けられており、壮大なアイガー北壁と一体化したような不思議な感覚になる。よくぞこんなに穴を掘ったもんだと感心する。そして、いよいよユングフラウヨッホ駅に到着。この駅は、欧州最高地点にある駅で標高は3454m。ヨッホとは肩とか稜(りょう)と言った意味で、ここからユングフラウへと山陵が続いている。韓国、中国、インド、アラブ系の観光客がとても多く、売店では韓国のカップラーメン「辛ラーメン」が飛ぶように売れていた。山を目指す登山客、スキーを楽しむ人、サンダル履きで来て凍えそうな人、雑多な人種が入り乱れている。今日はどうやらユングフラウ山頂は見えないようだ。
夕暮れ時に、オープンエアで、生楽器の演奏を楽しみつつ食事をとる。とても優雅な瞬間。演奏者は日本人客がいるとみると「荒城の月」とかを演奏してくれる。これを今や「風情がある」と捉えられる年頃になった。何かリクエストはありますか?と聞かれNは「エディット・ピアフを・・・」というと「La Vie en rose(バラ色の人生)」が演奏された。Nはうっとりしつつ「愛の賛歌じゃなくて、ラヴィアンローズってとこが渋いね」と喜んだ。珍しくワインは、Chaeteau D'Auvernier(シャトー・ドヴィニエ)というスイスはニューシャテル地域のロゼワインを飲む。とても辛口でさっぱりとしていておいしい。サービスはゆきとどいており、料理はまずまずで、ロケーションは最高だった。
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